ANTIBODY
オルファン
「ブレンパワード」の世界におけるロボット型(自律した機能を持つ)生体マシンの総称。ブレンパワード、グランチャーをまとめてこう呼ぶ。どちらもオルファンから生まれたオーガニック・プレートの中から再構築(リバイバル)されて誕生する。アンチボディとは、オルファンの抗体や使役の目的で産み出されたと言われているための命名。産まれたばかりのアンチボディのコックピットは空洞で、パイロットが乗り込める空間を持ち、パイロットとの意思疎通だけで動かせる。そのままでは仲間同士の通信や、長時間の操縦が難しいので、シートや計器を後付して使用する。アンチボディは生物であり、オルファンの抗体として働くものだと考えられている。人間を乗せることによって完全に機能する。リバイバル後に乗せない場合は、硬化してしまう。オルファンやグランチャーに選ばれて同調できる人間をアンチボディ、抗体と呼ぶこともある。
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グランチャー
GRANDCHILD
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敵側のオーガニック・マシンの総称。性能や機能はブレンパワードと大差がないが、パイロットが無理に操縦している感覚がある。勇が、グランチャーを魂の無い人形でしかないと感じていたのに対し、ブレンに乗ると包み込まれる安堵感を得ていたのが対照的だった。ほとんどのオーガニック・プレートはリバイバルするとグランチャーになり、リクレイマーの機体として使われる。グランチャーのパイロットは、機体に心を同調させなければならないので神経が疲労する。第1話を見直すと、勇が心底疲れている様子が理解できる。そのままグランチャーに取り込まれ精神異常をきたすパイロットも多い。生みの親であるオルファンが異なるため、グランチャーとブレンパワードは、産まれた瞬間から憎みあっている。
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バロン・ズゥ
VOLONTHE
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進化したグランチャーの突然変異体。グランチャーよりも攻撃力が格段に強くなった。最大の特徴はモーフィングする肩。変形翼となって飛行時に拡張するほか、ブレード状に伸びて敵を貫くことも可能に。バロンがジョナサンに与えた一体と、クインシィのグランチャーが上の村の湖で新生した一体がある。